Message-座長からみなさまへ-不定期更新 Vol.8

師匠と呼べる人が居て、その人が本物だととても幸せな事です。

皆様、お久しぶりです。 N・A・Hの新メンバーが続々発表されていますが、先日約2年振りに、演劇部の1年生を対象にダーさん的講義を行ないました。

その中で演劇を始めるにあたって、一番初めに教えてくれる人間がとても大切だと言う話しをしたのですが、それは高校演劇の異常な程の実力差はここに寄るものが大きいと考えているからです。

何故なら体育部と違い、演劇はマニュアルに表現が曖昧なものが多い為、演劇を知らない顧問の先生が生徒の為に一生懸命本を読んで勉強したとしても、舞台で活かせる教え方をするのは非常に難しいからです。

他にも理由は色々とあると思っていて、生徒にももっと突っ込んだ話しをしたのですが、それはお互い信頼関係がある上での話しになりますので、ここでは伏せさせて下さい。

私自身、最初に出会えたのが師匠で本当に良かったと思っています。

稽古中はとてもおっかない方でしたが、高校生だった私達にも分かりやすい説明で、なりより実践的でありかつ自分達で考える余地も残すような教え方をなさっていました。

卒業した生徒の中には私の事を、師匠は西田さんだけですと言ってくれる子もいます。 大変嬉しく思いますが、最初に教えを請う大人に対して信用し過ぎると、ニセモノの多い業界ですので後で痛い目を見てしまう事があるのも事実なのです。 ですので、出来る限り広く多くの人を見る事を勧めています。

実際高校演劇の実力格差を見ていると可哀想だと感じる事がありますので、私の次なる目標として、演劇を知らない人が、誰でもお芝居が出来るようになれるような本を作れたらいいなと思っています。

短くまとめながら年2回のコミックマーケットにて出し続ける予定ですので皆様、夏と冬は思い出作りにコミックマーケットをひとつよろしくお願い致しますm(_ _)m