大学院生の楽しい日曜日
- worlds-end-nah
- 2014年5月24日
- 読了時間: 3分
こんにちは。
広報の方に付けていただいた「研究員」という肩書きが何だか的を射ているように思える、すっすすこと林が、今週の担当です。
今日は昼間、劇団員である寛則が客演している芝居を観に行って来ました。
寛則のダンスがドリフになってしまっていることに爆笑しつつ、寛則のイケメンぶりを再認識した舞台でした。
その後、夜は稽古でした。
外部の方や主宰の教え子である大学生が稽古に来てくれる中、主宰は風邪を引きずり、副座長は体調不良という状態でした笑
稽古後は、宮崎商店という浜田山の居酒屋で飲み会兼劇団会議。美味しいご飯やお酒に舌鼓を打ちつつ、楽しくお店の方と交流できました。
自分は大学院生であり、普段大学関係の方以外と交流する機会が少ないため、このような休日の時間は本当に貴重なものだな、と思いながら帰路につきました。
お芝居が楽しいから、というだけではなく、何気ない雑談の時間やくだらない冗談を言っても(ギリギリ?)許してもらえる環境が嬉しくて楽しくて、僕はここにいるのかもしれない、と改めて思いました。
写真は、今日の出来事に関係あるものを撮るのをすっかり忘れていたため、先日観に行ったアニメの映画のポスターです。
事件のような出来事がなくても僕らの日常は面白い、と思わせてくれ、人の心の揺れ動きの面白さを伝えてくれ、ほっこりとした気持ちにさせてくれる、素敵な映画でした。機会がありましたらぜひ。
〜すっすすの心理学教室〜
僕は心理学を専攻する大学院生です。なので、僕が担当する回のブログでは、心理学の面白い話を紹介し、人間って面白いな、自分のことって意外と分からないものなんだな、と思っていただければと思います。
さて、初回である今回ですが…「カクテルパーティ効果」というものをご存知でしょうか?騒がしい居酒屋で飲み会をしている時、自分の名前が呼ばれたことにやたら敏感に反応してしまう、それまでその会話のことなど気にしていなかったのに、自分の名前が出てきたことにはすぐに気が付く、といった経験をしたことはないでしょうか?そのような現象を「カクテルパーティ効果」と呼びます。
これは、普段意識することがなくても、聞いているもの(あるいは見ているもの)は、たとえ僕らの意識というものにのぼらなくても、「ある程度脳の中で処理」されており「自分に関係の深いものであれば意識にのぼる」ということを示しています。
つまりある意味では、日常的に僕らが知覚するものよりもはるかに沢山のものを僕達の脳は処理してくれており、その中から重要だと思えるものを意識にのぼらせてくれているのかもしれない、と言うことができます。
僕らにとっての世界というものは、意識にのぼるものだけではなく、意識にのぼらないもっと広い世界が存在しているのかもしれません。
そう考えると、少し世界が面白く感じられないでしょうか?それが面白くて楽しくて、僕は心理学を研究しているのかもしれません。
それでは、また次回。
文責:林大輔
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