やりたいこととやるべきこと
- worlds-end-nah
- 2014年9月7日
- 読了時間: 3分
涼しくなったかと思いきやまた暑くなって、服装がなかなか定まらないすっすすこと林が今週の担当です。
8月は次回公演に向けて、配役など色々動いてまいりましたが、今週と来週は少しお休み。というのも、14日まで劇団員であるハマーさん(濱本)とひろのり(大久保)が他劇団さんで客演しているからなのです!詳しくは、トップページのリンクからご覧ください。
8〜9月は、大学は夏休み。ですが、長期休暇はゼミなどがないので、大学院生にとっては一番研究に集中できる期間だったりします。なかなか思う通りに進まない部分もありつつ、着実に進んでいると感じられることもあり、楽しい研究の日々を送っております。
それに加えて、最近はやってみたいことを色々考えて、実現に向けて、動き始めていたりもします。いつか人様の前に出せる時が来るよう、今できることを少しずつやっていこうと思います。やりたいことだけをやっていればよい、というわけにはいかないので、やりたいことをやるためにやるべきこと、をしっかり考えて、1つ1つ進んでいきたいです。
自分が面白いと思うことをやって生きていきたい、そのために何をしなければいけないか、それだけは常に考えながら、楽しく人生を生きていきたいものです。
〜すっすすの心理学教室〜
今週は、錯視についてお話します。画像は、「ミュラー・リヤー錯視」という有名な錯視です。横線はどちらも同じ長さなのですが、上に比べて下の方が長く見えるかと思います。

これを見て「ほんとだ、面白い!」と楽しむことももちろんできるのですが、心理学では「じゃあなぜ違う長さに見えてしまうのか」ということを考えます。
1つの有力な説としては、遠近感との関係があります。たとえば、部屋の隅を見てみてください。壁が交わる部分の上下を見ると、画像の下のように外を向いていると思います。それに対して、柱のように出っ張っている部分の上下は、画像の上のように内側を向いています。
私達の脳は、そのような奥行きの関係を知っていて、それを考慮した上で「同じ長さに見えるものがあるけど、奥行きを考えると、奥にあるものの方が本当は長いはずだ」と計算して、その結果として画像の下の横線の方が長く見えるのではないか、と考えられています。
これは、見方によっては「間違い」なわけですが、私達の視覚がダメだというわけではありません。「世界とは普通はこのようなものだ」ということを踏まえて、私達が普段見ている世界を作ってくれているわけであり、そのように視覚ができているおかげで、日常を問題なく過ごせているわけです。
視覚が間違ってしまう条件を調べることで、普段どのように視覚世界が作られているのかを知ることができる、それが錯視の研究の面白いところなのだと思います。
文責:林
Comments