Message-座長からみなさまへ-不定期更新 Vol.5
- worlds-end-nah
- 2014年9月13日
- 読了時間: 2分
役者について
演劇を続けていく上で、何か勘違いをしたような嫌な役者にならないために、よく口にする言葉があります。
私自身、高校で演劇部に入り、3年間やりたい事をやりたいだけ、本当に好き勝手やらせて頂きました。
勿論それは、周りの大人の方達に支えられ守られた上での活動になるわけですが、そんな事に気づく間すらないくらい日々走り続けていました。
面白いと思った事は誰に何と言われても必ず形にしてやり遂げるのですが、西田のそういう部分がたまにキツい時があったと、当時を振り返り部活の仲間から言われた事もあります|ω・`)
そんな青春真っ只中、とても印象に残る言葉を聞く事になります。
それがいつだったのか、誰の言葉だったのか、どうしても思い出せないのですが、きっと何でもない会話の中で誰か大人の方が教えてくれた言葉なのでしょう(当時のメンバーに覚えてる人がいないか確認をとってみようかと思います。)
「演劇の世界には脚本8割役者2割って言葉があってね」
この台詞が妙に印象に残っていて、若さで傲慢だった高校生の時にこの話しが聞けたのは非常に大きかったと思いますし、現在でも自分自身を戒める言葉として使っています。
舞台は、役者がいればいいというものではありません。
音響さん、照明さん、美術の大道具小道具さん、制作さんがいて、脚本家さんがいて、その全てがガチっとハマった時、初めて良い舞台になります。
たまにスタッフの方に対して横柄な態度をとる役者を見かける事があるのですが、何を勘違いしているのかと非常に不快な気分になります、役者なんてたかが2割程度のものなんだから調子に乗ってるんじゃないよ!と。笑
勿論私も含めてです。
役者を生かすも殺すもスタッフさん次第なんですよ、舞台なんてのは生ものですから、例えば音響さんがその日の場の空気を読みながら、役者のテンションを考えながら、煽ったり抑えたり、照明さんがその役者が最も映える色や機材を使って照らしてくれるから格好が付くわけです。
舞台に限らず生徒には嫌な人間にはなって欲しくないですし、とても大切な部分でもあるのではないでしょうか?
学生や劇団の皆、どうせなら周りから愛される役者になってくれよー(`・ω・´)bグッ!
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