Message-座長からみなさまへ-不定期更新 Vol.6
- worlds-end-nah
- 2014年9月13日
- 読了時間: 2分
音響のセンスについて
なんだか何々についてという感じの題名が多いですね。笑
普段私が部活で教えるのは役者の事だけではありません。
入部して来る生徒の中にはスタッフをやってみたくて入部する子もいますので、私が教えられる範囲で全てを注いで教えています。
その中でも音響の選曲についてはよく聞かれる事でしょうか。
私自身、舞台での音響さんのセンスはとても大切だと考えていまして、このシーンでその曲を使うのか(´・д・`)とか、大切なモノローグ中、そこの台詞きっかけで流し始めるのか(´・_・`)とか、お芝居を大きく左右してしまう場面での音響は非常に重要な役割を担っているわけです。
では音響をやるにあたって何が必要なのかを考えた時、色んな方の舞台を見るようになってから『音楽的センスがある人』ではないと理解しました。
勿論取っ掛かりに音楽的センスがある人は有利ですが、そんなもなすぐに努力する人間には間を詰められてしまいます。
大雑把に言うと広く深く色んなジャンルの音楽を聴いている人程、そのセンスはズバ抜けているという事です。
私の師匠の劇団で音響を続けてらっしゃる方がいて、その方に学生時代一度、音響のセンスについて尋ねた事がありまして、その時に返ってきた答えが
「音響に近道はないんだよね(´・д・`)一番良いのはCDショップに行って棚のここからここまでって感じでCDを買って聴く事、センスだけじゃ音響はダメで、広く色んなジャンルの音を聴いて経験値を蓄積していくしかないんだよね」
当時、学生にどうしろと!と思ったのは言うまでもありません笑
ありませんが、確かにその通りだと思います。
音響や照明はその劇団を色濃く反映する鏡でもありますので、これくらいでいいか程度で選曲しているとすぐにバレてしまうんですよ。
今の時代なら自宅に居ながらにしてインターネット等でいくらでも試聴が出来ます。
ですので音響の勉強がしたいと思うなら、まず最初にやるべきは自身の音楽的引き出しを目一杯増やす努力をする事じゃないでしょうか?
そして、そこにプラスして脚本を読んで理解する読解力を強化する事が大切だと私は思います。
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