一歩ずつでも前へ
こんにちは、すっすすです。今回でブログの担当も4回目、慣れてきたような気もしますが、人に読んでもらうための、伝えるための文章というのはなかなか難しいな、とも感じています。
今日は午前中は稽古、午後はビラ配りなどをして、夜はホールでの稽古でした。本番に向けて少しずつ、しかし確実に色々と進んできています。公演、という明確な目標があることは、大変なこともあるけれどやはりプラスに働くな、と感じています。
自分は締切がないと頑張れないタイプなので、研究やらその他のやりたいことを、もっと積極的に進めていかなくてはと思いつつも、なかなかそれができずに反省してばかりです。しかし、やるべきこともやりたいことも全部やっていくためには、先延ばしにせず、常に考えながらしっかり動いていかなくてはいけません。少しずつでもいいから、きちんと前に進んでいけるよう、日々を過ごしていきたいと思います。
〜すっすすの心理学教室〜
今回は文脈効果についてお話しします。
文脈効果、という言葉自体は、比較的広い意味を持っているので、それこそ文章の文脈によってどのような効果のことを指すのかは異なってくるのですが、ここでは「ある刺激の知覚が、周りにある刺激の影響を受けて変化する」という効果を指して、文脈効果という言葉を使います。
さて、画像を見てみてください。下の部分を隠して上の並びだけを見た場合と、上の部分を隠して下の並びだけを見た場合、それぞれなんと読めるでしょうか?
おそらく、上は「A,B,C」、下は「12,13,14」と読めると思います。
しかし、真ん中の文字は、上も下も同じものです。つまり、前後にアルファベットがあるか数字があるか、またその並びによって、ある文字と何と読むか、という知覚が変化したということです。
これは一例に過ぎませんが、私達は様々な形で周辺にあるものの影響を受けながら、物事を知覚しています。自分がどういう風に世界を知覚しているのか、それを知る上で、文脈効果はとても重要な視点になるのです。
文責:林